2012年03月27日

藤井俊治氏(アートギャラリー展示) SPインタビュー!

こんにちは!
ギャラリー担当のふーです。

BAF〔アートギャラリー〕の目玉のひとつが、
甲賀市出身のアーティスト・藤井俊治さんの作品展です。
(あ、ギャラリーは入場無料ですよ~)
なんと今回、会場となるびわ湖ホールに合わせてicon12新作icon12の制作を決めてくださいました。
3/31(土)びわ湖ホールで初公開です!!
で・・・、一足早く藤井さんのアトリエにお邪魔して、完成間近の新作を拝見してきました。
その時うかがったお話を写真とともに公開します!



◆新作『嘘ついてさよなら』について

モチーフは女性がつけるティアラです。
いろいろなティアラの写真などを集めて、
自分が気持ちいいと感じられるように構成しています。

いつも描くモチーフはいろいろなんですが、
いつも心がけているのはただの再現ではなく、
“絵をみる”ということに効果を発揮するように描くことですね。
絵をみるときに何か物語のようなものが浮かんでくるのも、
“絵をみる”ことの面白い点です。

僕もいつも架空の物語のようなものを想像して描くんですが…。
新作にもそれがあって、昼間、女性がティアラをつけて
“オフィシャル”に過ごしている、でも夜はそれを外して、
“プライベート”な時間をすごす…。
きっと…男性のところに行くんだろうなとか、
夜にティアラをつけるのではなくて、
外してポンとそのあたりに掛けたりして、行くんだろうな、とか(笑)。
だから、白い背景ですが、夜のイメージなんです。


藤井俊治氏(アートギャラリー展示) SPインタビュー!
藤井さん、新作「嘘ついてさよなら」をちょっと修正中…

今回展示する『真夜中の煙』という作品も
“ある夜”の情景を描いています。
こちらは全体的に暗い感じですが、
描いているお面の色彩できらびやかにも見える。
ものには置かれる状況や組み合わせによって、
意味がまったく逆になるような瞬間があると思っています。
そういった矛盾や二面性に興味があって、
そういうものを描き出したいという気持ちが強いですね。
例えば質感でも“マットでツヤがある”とか、“描く”と“のせる”とか、
それはやっぱり“絵”でしか表現できないことだと思います。
あと、初めてみたときはわからなくても、
すこしずつ何が描かれてあるかわかってくるとか…。
そういう絵の特性みたいなものが僕の作品では大事で、
自分のものの見方とか考え方とかと結びついています。
でも、あとの解釈は見た人それぞれに任せて、
その人にとっての何かの“出入口”になったらいいなあと思っています。

藤井俊治氏(アートギャラリー展示) SPインタビュー!
「真夜中の煙」綿布にアルミ箔、油彩 198×450cm 2011年制作

画面の“ひも”の部分はマスキングテープを貼って形を切り取って、
絵具をたくさん出してナイフで一気にのせていきます。
これはどう仕上がるかほんとうにわからない(笑)。
でもそういった自分でもどうなるかわからないという部分をいれていくって
大事だと思うんです。
描くっていう主体的な行為だけで終わらせたくないっていうか。


藤井俊治氏(アートギャラリー展示) SPインタビュー!
「嘘ついてさよなら」の“ひも”部分

あ、でも今回は「ほんとうに失敗できない!」という気持ちが強くて(笑)。
搬入まであまり時間がないので、「ああ、もうこれあかんわ…」って作品が
できてしまうと、僕のなかでもマズイわけです(笑)。
ぜったいに自分のなかのアベレージを超えてこないとあかん、というか。
けっこうプレッシャーではありました。
けど、いま(完成したのを)見ても、よかったなあ、と。


藤井俊治氏(アートギャラリー展示) SPインタビュー!


◆びわ湖ホールでの展示について

僕は日常的に絵を描いているのですが、展示のお話が来たとき、
普段から作っている作品だけで展示を終わらせてしまうのでななく、
その場所に見合った作品が作りたいなと思いました。


藤井俊治氏(アートギャラリー展示) SPインタビュー!
展示会場のひとつ、びわ湖ホール大ホールホワイエ

そこで今回はホールの構造に合わせて、
大ホールホワイエの“ある空間”にボコッ!と
入れ込むようなサイズの作品をつくろうと。
うまく展示できるかかなり不安ですけど…(笑)。
なんというか、こんなふうに機会が巡ってきたときは
まず「いっとく!」っていうのが重要ですよね。
「いっとかなあかん」のです、作り手としては。
つまり、チャレンジですよね。自己ベスト更新。
こんな機会をもらって一か八かのチャレンジする方もする方でしょうけど(笑)。


藤井俊治氏(アートギャラリー展示) SPインタビュー!



新作「嘘ついてさよなら」はほんとうにすてきな作品です。
代表作「真夜中の煙」は、ヨコ幅4メートル50センチ、タテ2メートル近くの大型作品で、
こちらも大ホールホワイエにどどーんと展示しますよ。
アート作品の展示にとってはハードルの高いびわ湖ホール・・・(笑)。
今回、ホールの方にもたくさん協力もいただいて、展示方法はいろいろ工夫しています。
いつもと違った空間になりそうで、私もワクワクしています。

大ホールホワイエだけでなく、小ホールへのアプローチにも藤井さんの作品を展示する予定です。
どうぞお楽しみに!
(あ、ギャラリーは入場無料です~。大事なことなので二度言いました☆)

藤井さん、すてきなお話をありがとうございました!
がんばって、搬入&設置いたしましょう!!(笑)




この記事へのコメント
滋賀県民です。
土曜日…楽しみです!
貼れるといいですね~
Posted by ケンジ at 2012年03月27日 21:24
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